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今週のポイント 日銀短観9月調査(10月1日) 設備投資計画は慎重化するか=上野剛志

(注)リース会計対応ベース。17年度分12月調査は新旧併記、実績見込み以降は新ベース (出所)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」
(注)リース会計対応ベース。17年度分12月調査は新旧併記、実績見込み以降は新ベース (出所)日本銀行「全国企業短期経済観測調査」

 10月1日に日銀短観9月調査が公表される。9月初めに米国による対中関税第4弾が一部発動されるなど、前回6月調査後も米中貿易摩擦の激化が続いている。この影響などから海外経済の減速基調が続いているほか、米利下げ観測に伴って一時大幅な円高が進んだ。

 今回の短観では、こうした事業環境の悪化を受けて、製造業の足元の景況感は顕著な悪化を示す可能性が高い。また、非製造業でも前回の大型連休特需の剥落に加え、7月の天候不順や日韓関係悪化による韓国人訪日客減少などを受けて、景況感の悪化が見込まれる。更に先行きの景況感も、米中摩擦激化や消費増税への…

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