NEWS 欧州中銀 積極緩和に透ける「限界」 次期総裁に重い宿題=田中理
有料記事
欧州中央銀行(ECB)は9月12日、3年半ぶりの利下げや量的緩和(国債や社債などの資産買い入れ)再開を含む金融緩和策を公表した。米中貿易戦争の余波で、ドイツがマイナス成長に転落、外需の冷え込みが内需に波及する兆しも広がり、ユーロ圏の景気下支えが必要と判断した。米連邦準備制度理事会(FRB)をはじめとして各国が競うように金融緩和に向かう中、積極緩和でユーロ高進行を食い止める狙いもあったとみられる。
残り779文字(全文979文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める