国際・政治大揺れ!香港・台湾・韓国

台湾の今を読み解く 基礎知識Q&A=編集部/遊川和郎

     A 先史時代から16世紀前半まで複数の民族集団が暮らす島だった台湾には、16世紀後半に中国大陸から漢人が移入し始めた。17世紀にはアジアの植民地化をもくろむオランダ、鄭成功一族が相次いで台湾を占拠したが、1683年に清朝がこれを制圧し統治下に入った。

     1895年、日清戦争に敗れた清は下関条約により台湾を日本に割譲、1945年の第二次世界大戦終結までの約50年間、日本が統治した。終戦後、台湾は当時の中国である中華民国(清朝が倒れた後、1912年に建国)の1省として編入された。

     戦後、中国大陸では政権にある蒋介石の国民党と毛沢東率いる中国共産党との内戦が本格化し、1949年10月1日に共産党が中華人民共和国成立を宣言すると、国民政府(国民党政権)は12月8日、台北遷都を決定した。その後、中華人民共和国、中華民国ともに自らが「中国の正統政権」と主張し、双方がそれぞれ「台湾解放」「大陸反攻」を掲げたものの、冷戦下どちらもそれを実現できないまま二つの政治実体が固定化していった…

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