新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

ドル・円 弱まる円高要因=深谷幸司

 ドル・円相場が底堅さを増している。8月には米中通商対立で懸念が広がり、リスク回避が蔓延(まんえん)。米長期金利は急低下し円高が進んだ。しかし、9月に入ると流れが一転。10月に閣僚級協議実施の予定となった。市場には安心感が広がり、米長期金利の低下は一服し、円は軟調。ドル・円は一時1ドル=108円台前半をつけた。

 一方、円高見通しを支えていたもう一つの要因である欧米の利下げは9月に予想通り実施された。ただ欧州中央銀行(ECB)による金融緩和の限界も意識され、当局は財政政策の重要性を訴えた。米国も0・25%の利下げが実施されたが、あくまで予防的な緩和とのスタンスは変わらない。年内もう1回の利下げは予想されるが、それで打ち止めとなる可能性が大きい。当局の中で意見は割れており、経済指標や米中通商交渉の進展次第で…

残り98文字(全文454文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中郁次郎 一橋大学名誉教授「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化■大垣昌夫23 Q&Aで理解す [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事