週刊エコノミスト OnlineFOCUS2019

NEWS ノーベル賞 貧困削減研究に経済学賞 ランダムな対象者振り分けでプロジェクトの効果検証=青柳恵太郎

     今年のノーベル経済学賞が10月14日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のアビジット・バナジー教授(インド出身)、エステール・デュフロ教授(フランス出身)、米ハーバード大学のマイケル・クレマー教授(米国出身)に授与されることが決まった。ランダム化比較試験(RCT=randomized controlled trial)を用いた貧困削減研究が評価された。

     RCTとは、効果が見込まれる政策介入について対象者と非対象者をランダムに振り分け比較することで効果を検証する実験的手法だ。受賞者の1人、クレマー氏は共同研究で、ケニアの小学生を寄生虫駆除薬を投与する群と非投与群に分け、その後の出席日数の違いを調べた。その結果、投与群で欠席率が減少したことが判明。初等教育課題に寄生虫駆除薬が寄与することを明らかにした。

    残り753文字(全文1109文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    11月2日号

    地震、台風、土石流 あなたの町の危険度16 水害発生地でなくても区内は5%地価下落 ■中園 敦二/和田 肇18 「災害リスク税」の創設を ■釜井 俊孝19 首都圏人気路線安全度 利便性や土地ブランド優先 必ずしもリスクを反映せず ■横山 芳春20 東急東横線 反町、妙蓮寺、白楽に着目21 東急田園都 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事