週刊エコノミスト OnlineFOCUS2019

NEWS ノーベル賞 貧困削減研究に経済学賞 ランダムな対象者振り分けでプロジェクトの効果検証=青柳恵太郎

     今年のノーベル経済学賞が10月14日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のアビジット・バナジー教授(インド出身)、エステール・デュフロ教授(フランス出身)、米ハーバード大学のマイケル・クレマー教授(米国出身)に授与されることが決まった。ランダム化比較試験(RCT=randomized controlled trial)を用いた貧困削減研究が評価された。

     RCTとは、効果が見込まれる政策介入について対象者と非対象者をランダムに振り分け比較することで効果を検証する実験的手法だ。受賞者の1人、クレマー氏は共同研究で、ケニアの小学生を寄生虫駆除薬を投与する群と非投与群に分け、その後の出席日数の違いを調べた。その結果、投与群で欠席率が減少したことが判明。初等教育課題に寄生虫駆除薬が寄与することを明らかにした。

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