週刊エコノミスト OnlineFOCUS2019

INTERVIEW 藤原弘治・みずほ銀行頭取 LINEとの協業で開くデータビジネスの地平

    藤原弘治 みずほ銀行頭取
    藤原弘治 みずほ銀行頭取

     長引く低金利でビジネスモデルの転換が迫られる銀行業界。3メガの一角を占めるみずほ銀行の藤原弘治頭取にどう活路を見いだすか聞いた。

    (聞き手=浜條元保・編集部、構成=岡田英・編集部)

    ── 無料通信アプリ大手LINEと新しいスマホ銀行を2020年度に共同設立する。狙いは。

    ■5月に準備会社を設立した。LINEは日本の人口の6割を超える8000万人ものユーザーがおり、新しいSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の経済圏を作っている。幼い頃からIT技術に親しんできたデジタルネーティブが今後の日本の中心世代になる中、LINEを通じて、銀行がアプローチできていなかったこの世代に我々が培ってきた金融サービスを提供できる。銀行がともすると陥りがちな「自前主義」から脱却し、協業することによって、新しいデータビジネスの展開も望める。

    ── 新しいデータビジネスとは。

    ■5月に出資した合弁会社LINEクレジットで6月から、職業や年収といった個人情報を基に信用度を点数化する「LINEスコア」を始めた。開始から19日間で登録者は100万人を超えた。うち7割は30歳以下で、銀行があまりアプローチできていなかった世代。8月には、このLINEスコアを使った個人向け無担保ローンサービス「LINEポケットマネー」も始め、スコアに応じて貸付利率や利用可能額を設定するようにした。…

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