種市房子/浜條元保
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編集部から
先日、あるメーカー広報に製品の写真データ提供を依頼するべく、電話をかけた。「掲載日は」「全体の企画趣旨は」「写真はどのような記事に使うか」など、取材趣旨を一通り聞かれたので、答えたつもりだった。電話の最後に「部内で共有するから、掲載日や、記事で写真をどう使うのかをメールで送ってほしい」との依頼。今口頭で説明したのに、同じ内容をメール?若干疑問があったがメールを送ると、今度は「部内で共有するから、企画案を送ってほしい」という返信。部内共有という名目の下、無限に同一内容の説明を求められそうなので、写真データ取得は諦めた。
情報共有のかけ声が大きくなるほど、説明回数や資料作成が増える。この会社の広報に限らず、多くの職場にありそうな現象だ。なお、他の企業広報からは電話での口頭説明だけで写真データの提供を受けられた。この違いは一体?
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週刊エコノミスト
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