ブラジル 偽造新ナンバープレートが横行=美代賢志
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メルコスル(南米南部共同市場)は、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)の基本合意もあって、これまで以上に地域が一丸となって域外との問題に対処することが求められている。だが、アルゼンチンの新政権とブラジル政府の関係が冷え込むなど政治面で結束が乱れているだけでなく、2020年末に正式に導入が始まる「メルコスル自動車登録番号標」にもほころびが生じている。
メルコスル自動車登録番号標は、国境を行き来する車の利便性を高める目的で誕生したが、表示の簡略化や偽造防止技術の一部廃止などの改正が多発。また、国内では州交通局ごとの扱いとなっており、管理体制の統一すらままならない状況だ。
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