EV・自動運転で勝つ半導体 Interview NVIDIA ダニー・シャピロ
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ダニー・シャピロ NVIDIA自動車担当シニアディレクター
「無人走行は視野に入った AIを車・クラウド両側に」
自動運転やEVの性能の鍵を握る半導体。新機軸を打ち出した日米のリーディングカンパニーの戦略は。
(聞き手=編集部)
── 自動運転の開発をどう進めているか。
■AI(人工知能)を活用した輸送の次の10年が進むにつれて、自動運転車開発への投資は大幅な増加を続けるだろう。特に大きいのは、(AIの「深層学習」をつかさどる)「ディープ・ニューラル・ネットワーク」(DNN)の開発・検証のためのデータセンターとインフラだ。現在、進めているさまざまな自動運転の実証実験も大きく進歩する。いくつかは完全に無人走行になるだろう。
自動運転は、トラック輸送や配送、物の移動といった多様な業界や人々に利用されるようになる。量産車にも自動運転に不可欠なハードウエアが搭載される。これら新システムは、まず自動運転のレベル2プラス(2以上3未満)の車両の大量生産を促進し、さらに高いレベルに進むための基盤となる。それには強力な処理能力を持つコンピューターが必要になる。
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週刊エコノミスト
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