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会計プロの視点 粉飾発見ソフトがあぶり出す 危険&高成長優良企業27社=細野祐二

ライザップグループを見抜いた(瀬戸健社長)(Bloomberg)
ライザップグループを見抜いた(瀬戸健社長)(Bloomberg)

 独自会計ソフト「フロードシューター」で、約2年を費やし、東証1部上場2129社をすべて分析した。フロードシューターは、私が開発した財務諸表危険度測定プログラム・ソフトだ。エクセル簡易版はオープンシステムとして、一般に無料公開(https://yuji-hosono.com/fs_excel/)している。分析結果は、次の通りだ(表1)。

 私はこれを駆使して、2018年7月にRIZAP(ライザップ)グループの計上する利益の欺瞞(ぎまん)性、同年12月にソフトバンクの上場株価問題、19年2月にZOZO(ゾゾ)の資金収支構造の破綻、同年9月にソフトバンク・ビジョン・ファンドの巨額損失を指摘した。これらの事案は、いずれもその後、フロードシューターの指摘通りの推移となった。

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