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配当 景気後退を経ても株価は上昇 日米の連続増配企業に注目=香川睦

ニューヨーク市場のトレーダー(Bloomberg)
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 値上がり傾向が続いていた日米の株式相場で、一服感が出ている。米中貿易問題、米国の製造業不調に加えて、米国とイランの対立など世界的なイベントリスクが浮き彫りになっていることが上値を抑えている。2020年年初までの高値更新から一転して、今後は短期的な株価変動も予想される。こうした不安定な市場環境では、株主を重視して常に増配を続ける優良銘柄への投資評価が高まると期待している(表1、2)。

 一般的に米国企業は株主重視の姿勢が日本企業よりも強く、その歴史も長い。米国で上場している大手企業のうち、25年以上連続増配の銘柄で構成される「S&P500配当貴族指数」は、57銘柄(1月10日時点)で構成されている。

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