ドロップボックス ネット上の情報保管サービス=児玉万里子/276
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ドロップボックスはネット上の情報保管サービスを提供する米国企業。文書や画像などのデータのファイルをネット上で受け取り、サーバーに保存するサービスを提供している。
同社は2007年6月に現CEO(最高経営責任者)のドリュー・ハウストン氏とアラシュ・フェルドーシ氏によって設立された(設立時の社名はイーブンフロー、09年10月に現社名に変更)。設立翌年にサービスを開始し、同種サービスの草分けの一社として注目を集めてきた。18年3月に米ナスダック市場に上場している。
ドロップボックスが提供する機能の第一の強みはデータ保存だ。USBメモリーを持ち歩かずとも、ネット上にあるサーバーにファイルを保存できる。第二はファイル内のデータの共有である。誰でもいつでもどのようなデバイス(スマホ、自宅あるいは会社のパソコン、携帯端末など)からでも、必要な情報にアクセスできる。第三は、情報を送付したい相手、共有したい相手とのファイルの共有だ。
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週刊エコノミスト
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