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競艇で「八百長」発覚 運営団体が対策強化へ

 競技運営団体「日本モーターボート競走会」に激震が走った。全国11カ所のボートレース場の計20レースで八百長し、現金を授受したとして、元ボートレーサー西川昌希被告(30)と親族の男(53)が今年1〜2月、名古屋地検特捜部に逮捕、起訴された。舟券払い戻しなど多数の問い合わせが寄せられ、競走会は対応に追われた。

 西川被告はレースに有利な内側コース(艇番)で出走時に故意に順位を下げ、親族の男の当選率を上げることで荒稼ぎしていたとみられる。八百長を巡っては、1988年に不正プロペラを使うなどしたとして3選手が逮捕されたが、競走会によると、「平成以降は聞いたことがない」という。

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