自動車 ディーラーの7割「客ゼロ」=鈴木貴元
有料記事
新型肺炎の感染拡大で一段の業績悪化が懸念される中国の自動車業界。中でも早くも悲鳴を上げているのがディーラーだ。
業界団体の中国汽車流通協会(CADA)によると、中国国内では1月末から7割のディーラーで来客がほぼゼロ。2月の販売台数は前年同月比で5~8割減に落ち込むと推計されている。資金繰り悪化が懸念され、CADAが銀行・保険会社を監督する「中国銀行保険監督管理委員会」に公開書簡を出し、ディーラーへの資金支援を強化するよう要請したほどだ。
中国の新車販売台数は前年割れが続くも昨年末、前年並みまで持ち直した(図)。そんな矢先、新型肺炎が発生した。
残り854文字(全文1129文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める