ジョンソン・エンド・ジョンソン ESG投資や新型コロナで注目=宮川淳子/279
有料記事
◆J&J
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は「ベビーパウダー」や「バンドエイド」など日本でもよく知られる商品を持つ、ヘルスケア業界のトップ企業で、あまり多くを説明する必要はないだろう。新型コロナウイルスによる肺炎(COVID(コビッド)─19)の感染が国内外で広がる中、1月下旬にワクチンの開発着手を発表した。米国内の多くのバイオ医薬品メーカーも研究に着手しており、今後の動向が注目される企業だ。
J&Jは米国の株式時価総額トップ10の常連で、保守的な財務方針を貫くことで債券格付けは最上位AAA(S&P)。J&Jが長年にわたり投資家から高く評価され続けている背景として、ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の観点から今回改めて注目してみたい。
残り2499文字(全文2826文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める