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免疫でたたく「第4の治療」 オプジーボ成功で世界注目=前田雄樹

    オプジーボの開発に貢献しノーベル賞を受賞した本庶佑氏。オプジーボで小野薬品は世界で存在感を高めた
    オプジーボの開発に貢献しノーベル賞を受賞した本庶佑氏。オプジーボで小野薬品は世界で存在感を高めた

    オプジーボの成功で世界が注目 アステラスは多彩な新薬で参戦

     「手術」「放射線療法」「化学療法(抗がん剤治療)」に続く第4のがん治療として急速に普及している「がん免疫療法」。これまで欧米の製薬大手が先行していたが、日本企業も開発を活発化させている。

     がん免疫療法とはその名の通り、免疫の仕組みを使ってがんをたたく治療法。主なものには、▽がん細胞が免疫細胞にかけているブレーキを解除して免疫ががんを攻撃できるようにする「免疫チェックポイント阻害薬」▽がん細胞の目印(抗原)を認識するアンテナを人工的に取り付けた免疫細胞を投与する「CAR(キメラ抗原受容体)─T細胞療法」▽かぜやヘルペスなどのウイルスを使ってがん細胞を破壊する「腫瘍溶解性ウイルス」▽がん抗原を投与することで免疫を活性化させる「がんワクチン」──などがある。

     現在、がん免疫療法の中心となっているのは、免疫チェックポイント阻害薬だ。国内では、2014年に小野薬品工業の「オプジーボ」が世界で初めて登場したのを皮切りに、これまでに六つの薬が相次いで発売された。CAR─Tでは19年にスイス・ノバルティスの「キムリア」が白血病などの治療薬として発売され、1回の投与で3349万円という過去最高の薬価がついたことでも話題となった。

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