今週のポイント フィリピン・金融政策決定会合(3月19日) 新型肺炎の拡大で追加利下げへ=斉藤誠
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3月19日にフィリピン中央銀行が金融政策決定会合を開催する。2019年のフィリピン経済の成長率が5.9%に沈むなか、中銀は計0.75%の利下げを実施、今年2月には新型肺炎の流行を受けて0.25ポイントの利下げを実施した。3月の会合はどうだろうか。
現在、新型肺炎の感染は世界的拡大を続けており、中国などからの入国制限や工場の生産停止の影響がフィリピン経済を悪化させ始めている。18年のフィリピンの国際観光収入(国内総生産=GDP=比)は2.3%と、タイ(12.5%)ほどではないが、日本(0.8%)より大きく、経済に及ぼす影響は小さくない。フィリピン政府は感染拡大の…
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週刊エコノミスト
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