2020年NY金相場予測 換金売りの終息後、再び上昇へ=池水雄一
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高値 1700ドル 安値 1500ドル
新型肺炎に対して楽観的すぎた株式市場は2月12日を境に下落を開始したが、それに対して金(ゴールド)は大きく上昇し、2月24日には1688ドルと2013年以来、7年ぶりの高値を付けた。株式市場の下落は止まらず、雪だるま式に下落を続けており、リーマン・ショック(08年)以来となる、流動性(現金)を得るための「ラッシュ・フォー・キャッシュ」の状態に陥っている。
普通の危機であれば金に集まる逃避資金だが、その危機が極端なレベルまで来ると、今度は流動性のある現金を求めるために株式などの金融資産を売るという流れが起きる。NYダウは2月12日の高値2万9551ドルから2月28日には4000ドル以上も下落したため、それに合わせてほぼすべての金融資産が、現金への換金売りを浴びる状況になった。
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週刊エコノミスト
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