何が起きるか/3 トランプ続投危うし 景気後退は致命傷 岩盤支持層を揺るがす=安井明彦
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11月3日に投開票が行われる米国の大統領選挙は、再選を目指すトランプ大統領に有利とみられてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で行方が怪しくなった。感染拡大は二つの点でトランプ続投への逆風になる。
第一に「景気の減速」だ。トランプ大統領は好景気を追い風に再選を実現しようとしてきたため、景気が大きく落ち込めば戦略は成り立たない。歴史的に米国の大統領選挙は現職に有利だが、任期3年目以降に景気後退を経験した大統領に限ると、再選に成功した割合は2割強に過ぎない。トランプ大統領は感染拡大の影響を最小限に抑え、年後半の急回復を期待するほかない。
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週刊エコノミスト
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