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経済・企業 船舶

ノルウェーで「水素船」開発 脱炭素で環境投資呼び込む=野村宗訓

世界初の水素フェリーは人や自動車を運ぶ Norled提供
世界初の水素フェリーは人や自動車を運ぶ Norled提供

 船舶が排出するガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の規制が2020年1月に強化され、硫黄除去装置などを付けない限り既存の重油が使えなくなった。船舶業界で環境規制が強まるなか、欧州ではいち早く船舶の動力に電気やガスを組み合わせるハイブリッド化や、環境汚染物質を排出しない「ゼロエミッション」化が進められてきた。近年は水素を動力源にする船舶の建造に着手している。

 ノルウェー最大のフェリー会社Norled(ノルレッド)は21年に水素フェリーの導入を予定している。18年にノルウェー政府が、世界的な観光スポットとして有名な入り組んだ形の入り江が続く「フィヨルド」のある地域を26年までにゼロエミッション地区にする、との決定を受けた動きだ。

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