法務・税務コロナ不況 残る会計士 消える税理士

4大監査法人インタビュー iPodで監査の紙減らす 監査法人トーマツ 国井泰成包括代表

     監査法人は人工知能(AI)をどう生かし、「新型コロナ不況」にどう対処するのか。4大法人に生き残り戦略を聞いた。

    (聞き手=岡田英/浜田健太郎・編集部)

    ── デジタル化やAI活用状況は。

    ■ビッグデータを収集して有意な規則性を抽出する「アナリティクス」の分析技法を使い、データに異常点はないのかという取り組みを10年前に始めた。当初は会計士の洞察力に頼っていたが、業種特性や季節変動、マクロ経済影響など分析の切り口を加えていき、最近はAIを使ったアナリティクスを取り入れ始めたところだ。

    ── 業務で紙を減らしているのか。

    ■現場では、取引の証拠となる「証憑(しょうひょう)類」の確認が必要になる。見積書や契約書などの紙情報を検証する作業だが、現物をファイルから取り出すなど手間が多い。そこで、アップルのiPodのカメラで撮影した映像を当法人のサーバーに送信してもらうサービスをこのほど始めた。このやり方なら効率が上がるし紙も減るだろう。専用アプリしか表示されないし、監査業務以外の機能は使えないようにしている。端末は約90…

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