法務・税務コロナ不況 残る会計士 消える税理士

「電子申告」体験 書類の「送信」で悪戦苦闘 使い勝手はまだ発展途上=浜田健太郎

「e-Tax」の入力画面(筆者提供)
「e-Tax」の入力画面(筆者提供)

 筆者は個人事業主として本誌編集部で働いており、今年3月下旬、2019年分の確定申告を電子納税システム「e−Tax」を通じて行った。確定申告もe−Taxの利用も初めてだった。申告手続きに記入ミスなどが生じないか、e−Taxはちゃんと使えるのか、心配は尽きなかった。

 結論から言えば、一度経験すれば多少の手間は伴うもののe−Taxは便利なシステムで、来年以降の確定申告に対する不安は払拭(ふっしょく)された。

 令和時代の初日となった19年5月1日、筆者は30年間ほぼ途切れることなく続いた会社員から個人事業主に身分が変わった。組織に寄りかかることができない不安と、「もうサラリーマンではない」という解放感が入り交じった気持ちだった。

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