投資・運用コロナ相場に勝つ日本株

この指標で選ぶ/3 50銘柄 ROE標準偏差 収益安定性を測る指標 三菱倉庫など上位入り=大川智宏

詳しくはこちら

詳しくはこちら

 ROE標準偏差は、過去のROE(株主資本利益率)の安定性を見る指標で、過去5年分の四半期ベースのROEの標準偏差の大きさから収益性および事業の質とサステナビリティー(維持可能性)を判断するものだ。標準偏差はばらつき(リスク)を計算するものなので、この値は小さいほうが質は高いと判定される。

 業種間の格差は大きく、資源、金融などの景気敏感業種では値が大きくなる傾向にあり、一方で食品、小売り、倉庫などのディフェンシブ業種は小さくなることが多い。前者は、景気見通しの変化によって収益性が上下に大きく振れやすく、後者は景気の良しあしに左右されずに淡々と収益を上げられることを示す。

残り462文字(全文764文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事