投資・運用コロナ相場に勝つ日本株

この指標で選ぶ/2 50銘柄 フリーCF÷総資産 現金創出力と資産の質 HOYAなどランクイン=大川智宏

(注)母集団は上場全銘柄のうち時価総額500億円以上(金融除く)。HDはホールディングス。データはいずれも3月31日時点。FCFは「フリーキャッシュフロー」で、過去12か月分の実績値を使用PBRは株価純資産倍率 (出所)Datastream
(注)母集団は上場全銘柄のうち時価総額500億円以上(金融除く)。HDはホールディングス。データはいずれも3月31日時点。FCFは「フリーキャッシュフロー」で、過去12か月分の実績値を使用PBRは株価純資産倍率 (出所)Datastream

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 フリーキャッシュフロー(FCF)の実績を総資産で除した指標で、企業のキャッシュ(現金)創出力と資産の質を見るものである。かみ砕いて言えば、企業が保有する純資産、負債をフル活用してどれだけのFCFを生み出せるか、ということだ。

 FCFは、定義上は税引き後の営業利益から設備投資や減価償却を差し引いた、その名の通り「自由に使えるキャッシュフロー」であり、企業価値の向上を判断するうえで重要性の高いものと位置付けられる。また、この指標について、あえて予想ではなく「実績値」を使用した意味としては、前期の実績として発生したFCFは、すでに手元に自由に使えるお金があるのが確定していると読み替…

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