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投資・運用 コロナ相場に勝つ日本株

業種別 強い銘柄・弱い銘柄 (3)エネルギー JXTG、出光は体質強化 低油価でINPEXに逆風=新家法昌

(出所)リム情報開発、日経商品市況などよりみずほ証券エクティ調査部作成
(出所)リム情報開発、日経商品市況などよりみずほ証券エクティ調査部作成

 新型コロナウイルスの感染拡大や石油輸出国機構(OPEC)の減産協議決裂などから、北海ブレント原油価格は今年3月、一時1バレル=20ドル台まで急落した。石油業界はガソリンや航空機用のジェット燃料を中心とする石油製品の需要減と石油製品マージン(製品と原油価格の差)の低下に直面している。世界の原油需給バランスは2020年4~6月、需要側では欧米を中心に大幅減、供給側で主要産油国による大幅な生産調整がなければ、短期的にはかつて経験したことのない需給バランスの悪化が見込まれる。

 石油セクターでは、油価下落が販売単価下落・収益力の大幅悪化に直結する国際石油開発帝石(INPEX)などの石油開発会社に比べ、JXTGホールディングス(HD)や出光興産などの石油精製元売り会社の方が、低油価環境でも一定の収益確保と配当の持続性が見通しやすいと考える。

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