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投資・運用 コロナ相場に勝つ日本株

業種別 強い銘柄・弱い銘柄 (5)情報・通信 ドコモなど大手が業績堅調 ソースネクストは反発期待=森行真司

TOPIX相対株価は「各銘柄の株価÷TOPIX」 (出所)ブルームバーグよりSBI証券作成
TOPIX相対株価は「各銘柄の株価÷TOPIX」 (出所)ブルームバーグよりSBI証券作成

 固定・携帯通信などのライフラインを提供する大手通信会社は、契約者から得る月額料金で継続的に収入が見込まれる「ストックビジネス」が収益の中心だ。そのため、NTT、KDDI、ソフトバンク、NTTドコモなどの大手通信会社は、新型コロナウイルスの影響下でも比較的安定した業績動向が見込まれる。

 むろん新型コロナの影響が長期化すれば、設備投資に使用する部材や携帯電話端末などの不足が顕在化する可能性はあるが、すぐさま業績悪化につながることはないだろう。むしろ、テレワーク(在宅勤務)普及に伴う法人需要拡大や、休校措置による余暇時間の拡大でスマートフォンの利用が増加する可能性もある。5G(第5世代移動通信システム)なども好材料として働くだろう。

 ソフトバンクグループについては、3月19日は前日比17%安と株価が急落した。新型コロナの影響を受けた世界的な株安で、グループが注力する投資事業での価値目減りが懸念されたことが理由だ。一部の格付け機関が同社の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更したことなどもマイナスに響いた。しかし、同社は3月23日に総額4・5兆円の資産売却計画を発表。この売却資金で2兆円の自社株買い(事前発表分も含めれば2…

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