新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 コロナ首都封鎖で沈む・浮かぶ企業

インフレ&不況 近づくスタグフレーションの足音 完全雇用達成後に景気後退の長期化も=永浜利広

オイルショックを想起させるトイレットペーパー不足
オイルショックを想起させるトイレットペーパー不足

 コロナショックを受けて事態は一変している。米金融各社は2020年4~6月期の経済成長率見通しを欧米とも年率でマイナス20%以上落ち込むと予想しており、セントルイス連銀のブラード総裁は、同時期の米国経済成長率が年率マイナス50%とみている。

 これを戦前の世界大恐慌に相当すると言われたリーマン・ショック前後と比べれば、危機直前の08年4~6月期に年率プラス2.1%成長だった米国の経済成長率は、危機直後の08年10~12月期にマイナス8.4%まで落ち込んだ。コロナショックの衝撃は短期的にリーマン・ショックをはるかにしのぎ、経済損失としては第二次世界大戦に相当すると見られている。

残り1731文字(全文2021文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事