農林中金バリューインベストメンツ 奥野一成・常務取締役CIO コロナの下落局面は絶好の買い場だ
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当社の投資哲学は、「一度買ったら売らずにすむ企業」に投資し、長期的な収益を目指すものだ。これは、ウォーレン・バフェット氏が言う「良い企業のオーナーになる」と同様のものだ。投資対象が「構造的に強靭(きょうじん)な企業」であることを重視している。具体的には、(1)世の中にとってなくてはならない付加価値の高い産業でビジネスをしているか、(2)その分野で圧倒的な競争優位性を持っているか、(3)人口動態などの長期的な潮流に乗っているか──を見ている。
この3点に集中し、機関投資家向けに2007年から日本株、12年からは米国株の運用を開始した。ファンドの運用残高は19年12月末時点で日本株が2115億円、米国株などのグローバルファンドは828億円で、それぞれ年率15%(09年1月〜19年12月)、同12%(14年9月〜19年12月)の利回りを達成している。
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週刊エコノミスト
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