新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

国際・政治 コロナ危機の経済学

民主主義 増えるフェイクニュース 問われる情報の見極め力=福田直子

強行統治で知られるハンガリーのオルバン首相 (Bloomberg)
強行統治で知られるハンガリーのオルバン首相 (Bloomberg)

 ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などインターネット上では、新型コロナウイルスによるパニックにつけ込むように、フェイクニュースなどの「ディスインフォメーション」の活動が活発化している。

世論のかく乱を狙う

 ディスインフォメーションとは、国家や企業、特定の個人などの信用失墜を目的に故意に流す虚偽の情報を意味する。SNSの普及で簡単に情報が拡散されるようになったことで、近年はネット上でのディスインフォメーション活動が現実社会にも大きな影響を与えるようになっている。

 4月20日付の欧州連合(EU)の報告書によると、中国、ロシア、イランがネットを利用し、「欧州諸国に不安を広げ、自国に有利になるようなフェイクニュースや陰謀論を入念に練った上で拡散させている」という動きがあると指摘している。

残り2069文字(全文2420文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事