教養・歴史コロナ危機の経済学

感染症 キレイ好き日本人が求める 「無菌状態」の落とし穴=藤田紘一郎

    スギ花粉に悩まされるようになったのは、この数十年のこと
    スギ花粉に悩まされるようになったのは、この数十年のこと

     私が今心配しているのは、コロナ騒動後の日本人の考え方や行動である。キレイ好きの日本人がより一層、その傾向を強め、「無菌状態」を求めるのではないかという不安だ。

    スギ鉄砲で遊んだ幼少期

     最近、非常に増えている病気にアレルギー性疾患がある。原因の一つは乳幼児期にウイルスや細菌に感染する機会が減少したことが考えられる。それは「衛生環境仮説」と呼ばれ、欧米主要国でも問題になっている。

     スギ花粉症の日本での第1例は1963年、栃木県日光市に住む成人男性だった。日本ではスギ花粉は17世紀中ごろから飛散していたのに、それまで花粉症が問題になることはなかった。

    残り1404文字(全文1679文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    1月25日号

    投資、保険、相続まで お金の王道Q&A16 「資産形成」を高校家庭科で 大人も人生を考える好機に ■中園 敦二18 インタビュー 村上世彰氏 投資家「お金は道具、決めるのは自分 それを伝えるのが金融教育」 19 Q1 「投資」と「ギャンブル」の違いは? お金を投じる目的で考える ■愛宕 伸康 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    編集部からのおすすめ

    最新の注目記事