総点検! グラフが語る米国景気=荒武秀至
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<テーマ1>先行指標
コンファレンスボード 景気先行指数 「景気の山」に半年先行
民間調査機関コンファレンスボード(全米産業審議会)は毎月15営業日に前月の景気先行指数を発表している。景気への先行性が高い新規受注、新規失業保険申請件数、週平均労働時間、建設許可件数など七つの経済指標に加え、10年国債から政策金利(FF金利)を引いた長短金利差など三つの金融指標も含め、10の指標を合成した指数だ。先行性に劣る場合には、適宜、採用する指標を入れ替えて、予測精度を高めている。
景気先行指数は、景気後退が始まる「景気の山」に半年以上先んじて低下し始める傾向がある。過去には、生産・雇用・所得・売り上げの4指標から合成される一致指数を、先行指数が下回る「デッドクロス」になると景気後退のシグナルとなった。また、株価がピークをつける前に景気先行指数の頭が重くなりやすい傾向にある。
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週刊エコノミスト
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