国際・政治指標で先読み米国経済

ISM指数 「企業景況感を速報」 米国の製造業不況 「コロナ前」に顕在化=馬渕治好

製造現場はひっそり
製造現場はひっそり

 米国で注目度が高い経済統計の一つであるISM指数は、ISM(Institute for Supply Management=全米供給管理協会)が算出する、「企業の景況感」を表す指数だ。

 ISM指数が重視される理由はいくつかある。企業の景況感は企業活動を通じて、景気に影響を与える。また、景気の良しあしの判断材料は、現場で活動する企業の声が反映されると信頼性が増す。加えて、ISM指数は、公表が早い。直近4月分のISM製造業指数は5月1日に、非製造業指数は5日に発表されており、速報性が高い。

 発表元のISMは企業の購買調達担当者から構成される非営利の団体だ。彼らは部品や原材料などの安定的な調達先を確保し、できるだけ安価で購入することが求められる。原材料や部品、製品の価格動向に敏感で先行きが読めなければならない。そうした資質を磨くためのセミナーや教材の提供もISMが手掛けている。

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