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今週のポイント 在外フィリピン人からの送金額(6月15日) 新型コロナで当面縮小か=斉藤誠

(出所)フィリピン中央銀行(BSP)
(出所)フィリピン中央銀行(BSP)

 6月15日に2020年3月のOFW(フィリピン人海外出稼ぎ労働者)を含む在外フィリピン人からの送金額が公表される。OFWは約1000万人と推定され、本国への送金額はGDP(国内総生産)の約1割に相当する。この送金は本国で暮らす家族の食品や医療、教育などの基本的需要を満たす役割を果たしており、フィリピン経済の重要な推進力となっている。

 送金額は00年代に2桁増が続いたが、14年の油価下落以降、全体の2割を占める中東からの送金を中心に伸び悩み、19年は前年比4.1%増にとどまった。

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