インタビュー 「リッジラインズ」社長 今井俊哉 デジタル変革でトップに寄り添う“悪役”務める
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── 業務内容は。
■顧客企業のトランスフォーメーション(変革)を最初から最後まで支援する。これまでの富士通によるITシステムの営業では、最新システムの提案・説明から営業に入ることが多かった。しかし、企業で変革を成し遂げるには、初期段階で顧客経営陣と事業の方向性や組織のあり方を設計してから、システムの選定・実装をしなければならない。しかし、納入理由を深く掘り下げることは、従来のITサービスプロバイダーという立場からはやりにくかった。
当社は、トランスフォーメーションの初期段階からコンサルティングに入り、顧客経営陣との経営課題の定義、解決策の具体化から、最終段階のシステム実装までを担う。より実用的なビジネスデザインやITシステムを構築することにより顧客の変革を実現できる。変革には組織内のあつれきも多く、トップの主導力が必要だ。そこで、変革の初期段階からトップに寄り添う“悪役”を引き受けるのが当社の役割だ。
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週刊エコノミスト
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