新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

経済・企業 ベーシックインカム入門

政党に聞く定額給付金とBI 公明 斉藤幹事長 国民の理解が「一変」 BI検討が必要な時代

斉藤鉄夫 公明党幹事長
斉藤鉄夫 公明党幹事長

 一律10万円の特別定額給付金やベーシックインカムをどう評価しているのか。主要政党に聞いた。

(聞き手=編集部)

公明党 斉藤鉄夫幹事長

 今回の一律10万円の特別定額給付金について、当初は一定程度所得が減った個人、全体の7〜8割を対象とする考えだった。だが、政府は世帯単位でおおむね2割を対象に、30万円を給付する方針を打ち出し、国民から猛反発を受けた。国民生活が日に日に厳しくなる中で、もうこれは一律給付しかないと、安倍晋三首相に提案した。

 2009年、リーマン・ショックを受けて1人当たり1万2000円の定額給付金を支給した際には、「天下の愚策」と言われた。今回は違った。世の中の評価がここまで変わるのかとびっくりしている。新型コロナウイルスによって社会が受けた痛手があまりに大きく、ベーシックインカム(BI)的な考え方に理解が進んでいることがあるだろう。

残り214文字(全文592文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事