週刊エコノミスト Onlineコロナ株高の終わり

中銀の「禁じ手」が招く超円安、輸入物価高騰=熊野英生

    再任され安倍首相と握手する黒田日銀総裁(左)。2018年4月首相官邸で
    再任され安倍首相と握手する黒田日銀総裁(左)。2018年4月首相官邸で

     安倍晋三首相は、コロナ対策のために2020年度第1次・第2次補正予算を打ち出したとき、「過去最大の事業規模だ」と誇らしげに語った。普通の国なら、税収の当てのない巨大な歳出増になることは、国債価格下落、長期金利上昇への警戒から首相が積極的にアピールすることはしないだろう。

     日銀は、イールドカーブ(利回り曲線)操作(YCC)を実施して長期金利をゼロ%にくぎ付けにする対応を取っており、それが政府にとって金利上昇を警戒せずに資金調達できる役割を果たしている。財政拡張を日銀が側面支援している格好だ。

    残り1413文字(全文1661文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    5月18日号

    固定資産税に気を付けろ!16 コロナで税額据え置きに 知識を蓄えて自己防衛を ■編集部19 課税明細書を理解するチェックポイント3 ■編集部/監修=古郡 寛22 取られすぎ! 実例に学ぶ課税ミス 大阪市は71億円返還へ ■編集部25 過徴収分の返還は? 地方税法の時効は5年でも 自治体によっては「2 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事