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週刊エコノミスト Online コロナ株高の終わり

INTERVIEW 三谷隆博(短資協会会長、元日銀理事)

2%物価目標は再考を 出口戦略の準備が必要

 政府との「一体化」を強める日銀。日銀法改正や金融危機対応を経験した元日銀理事に、現在の日銀の政策はどうみえるか聞いた。

(聞き手=浜田健太郎/岡田英・編集部)

── コロナ禍を受けて日銀は政策を総動員している。1990年代後半の金融危機対応を担当した経験からみて現状をどうみるか。

■経済活動が急激に低下した中では、潤沢な資金供給が必要であり、日銀は適切に対応をしているとは思う。ただ、ETF(上場投資信託)の買い入れをあそこまで(30兆円超)増やす必要があるのかなど個別に問題を感じる点はある。

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