中銀相場の行方は? 米国株 第2波深刻なら下値2万ドル接近も=荒武秀至
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米ダウ平均株価は、年末には最高値を更新する可能性がある。2月の最高値(終値)2万9551ドルから3月には一時1万8591ドルまで下落したが、6月8日には2万7572ドルまで急反発した。その後7月には上値が重くなり、8~9月にいったん下振れも予想されるが、10~12月には再度上昇して3万ドルに迫る最高値更新もありうるだろう。
注目は3点。コロナ第2波の経済への影響だが、新規感染が増えても劇症化せず死亡率は抑制されており、3月のように不安が増幅することはなさそうだ。次に、コロナ第2波に加え、7月末で失業保険給付の上乗せ分がなくなることや、中小企業支援策の給与保護プログラム申請が8月8日で終了するため8~9月の経済指標は軟化が見込まれ、ダウは夏場の下振れに要注意だ。米連邦準備制度理事会(FRB)による流動性供給が7月から…
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週刊エコノミスト
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