新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online コロナ株高の終わり

中銀相場の行方は? 日本株 中銀下支えで2万6000円へ=壁谷洋和

(出所)筆者作成
(出所)筆者作成

 政府、中央銀行による景気の下支えは継続し、日経平均株価は着実な回復を見せて今年末に2万6000円の高値を見込む。

 秋口にかけては、新型コロナウイルスの感染再拡大や企業業績の下方修正、米中対立の再燃などによって、2万1000円程度まで調整する場面もあるかもしれない。しかし、日銀や米連邦準備制度理事会(FRB)による強力な金融緩和や、国内総生産(GDP)比で約4割に相当する大規模な経済対策が景気回復を支え、上昇に転じると見ている。

 4~6月期の決算発表前後での業績下方修正には要注意だが、そうした動きさえも、現在のマーケットは織り込んでいる可能性が高い。大和証券がまとめた主要上場200社(金融除く)の業績見通しでは、2020年度は全体で9・5%の経常減益を見込むが、21年度は31・4%の経常増益に転じる見通しだ。21年度に向けての業績急回復シナリオは米国と比べても見劣りせず、日本株の上昇を正当化する有力な根拠となろう。

残り130文字(全文543文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事