NY市場 上昇基調を維持=堤雄吾
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米主要大型株で構成されるS&P500指数は2020年6月まで3カ月連続で上昇し、7月も前月比プラス圏で推移(7月24日終値時点)。市場予想(ブルームバーグ集計)によると、S&P500構成企業の4~6月期の1株当たり利益は前年比で40%以上落ち込む見通しだが、その後は徐々に減益率が縮小し、21年1~3月期には増益に転換すると見込まれる。
一方、米国では6月半ばから新型コロナウイルスの感染が再拡大し、直近では新規感染者数(7日移動平均)が6.5万人/日に迫る勢いを示している。とはいえ、全米の半数以上の州は既にマスク着用を義務化しているほか、大手小売企業も店舗内でのマスク着用を顧客に義務付けており、今後はこうした対策の効果が徐々に表れてくるものと期待される。また、複数の製薬会社が新型コロナワクチンの臨床試験で有望な成果を示しているこ…
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週刊エコノミスト
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