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マーケット・金融 2020年後半 日本・世界経済大展望

マーケット予想 日経平均 2万3000円試す展開に=神山直樹

 2021年3月末までに日経平均株価は2万3000円の上値を試す展開になるとみている。新型コロナウイルスの感染拡大前、市場はその頃の経済成長への期待を反映し2万4000円程度で推移していた。その水準に戻ることは容易ではないが、世界経済の緩やかな回復が続くと想定し、現状の水準から実体経済の回復を待ちつつ、徐々に下値を切り上げる展開を予想する。

 世界のコロナ感染者数の拡大は止まっていないが、多額の給付金交付が必要なロックダウン(都市封鎖)や、強い自粛要請が再び世界主要国で実施される可能性は低下。医療機関のキャパシティーをにらみつつ、主要先進国の経済は部分的な回復が続くと想定する。雇用や企業の収益は、政府支出である程度下支えされた後、「勝ち組」と「負け組」に分かれながら、時間をかけて構造改革が進むと期待する。

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