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マーケット・金融 2020年後半 日本・世界経済大展望

マーケット予想 ユーロ・円 1ユーロ=120円割れの展開=内田稔

 年初来、多くの通貨に対してドル高が進んだが、経常黒字国、非資源輸出国かつ主要通貨であるスウェーデン・クローナ、スイス・フラン、ユーロ、円に対し、ドルは下落した。経常赤字国通貨であるドルの長期金利低下が重しになったとみられる。米国では、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、大統領選前にねじれ議会が財政出動で足並みをそろえる可能性は低い。追加的な金融緩和の必要性が高まるとみられ、国債増発懸念(金利上昇圧力)があるにせよ、米国の長期金利には低下圧力が加わろう。このため、ドルは年度末にかけてじり安に推移しそ…

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