週刊エコノミスト Online小川仁志の哲学でスッキリ問題解決

物事の白黒がつけられず困っています/44

 Q 物事の白黒がつけられず困っています

 A 何粒の砂から砂山と呼べるか。その基準を自分で決めてみる

 よく態度が煮え切らないとか、曖昧だと言われます。何事についても自分でもどっちもアリだと思ってしまって、なかなか白黒つけられません。どうしたらいいのでしょうか?

(物流業界勤務・43歳男性)

 物事はなんでもそう簡単に白黒つけられるわけではありませんから、たしかに曖昧だと言われると困りますよね。哲学の世界には「砂山のパラドックス」という考え方があります。つまり、砂山から砂を1粒ずつ取り除いていった時、いったいそれが砂山でなくなるのは何粒目からかという話です。砂山の基準などないので、たった1粒でも砂山になってしまいますよね。これはどう考えてもおかしな話です。

 同じことは禿(は)げ頭にも当てはまると言います。たしかに、毛が何本以下になったら禿げだと分類してしまうのは難しいですよね。つまり、どんな物事も結局は曖昧で、曖昧さから逃れることはできないということです。

残り925文字(全文1356文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

8月23日号(8月16日発売)

電力危機に勝つ企業12 原発、自由化、再エネの死角 オイルショックを思い出せ ■荒木 涼子/和田 肇15 電力逼迫を乗り越える 脱炭素化が促す経済成長 ■編集部16 風力 陸上は建て替え増える 洋上は落札基準を修正 ■土守 豪18 太陽光 注目のPPAモデル 再エネは新ビジネス時代へ ■本橋 恵一2 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事