売れる?売れない? 空き家の価値の境界線 見極めるための要点4=編集部
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抱えた空き家を売ろうにも、いつまでたっても売れないことは少なくない。売れる空き家と売れない空き家の境界線をできるだけ早く見極めて、処分に踏み切ることが必要だ。売れる・売れない空き家の境界を見極めるためのポイントを、業界関係者に取材して四つにまとめた。
1 立地 特徴ある郊外の街
不動産関係者によると、神奈川県三浦市、葉山町、逗子市、長野県軽井沢町などの中古住宅への問い合わせが今、増えているという。これらの地域には、1970~80年代に会社員が東京への通勤圏ギリギリで購入し、その後空き家化した物件がある。ただ、職住近接が好まれるようになった最近では、通勤圏の自宅需要としては、いまいち盛り上がらなかった。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、いまやリモートワークのほか月に数日の出社、時差出勤といった働き方が推奨されている。オラガ総研の牧野知弘代表取締役は「週に1~2日、ラッシュアワーを外して東京に通勤するならば、郊外の戸建てで暮らしたいというニーズは確実に増えるだろう」と予測する。
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週刊エコノミスト
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