リート 「コロナ後」続く資金流入=藤原崇幸
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新型コロナウイルスと景気悪化の影響で国内外の金融市場の混乱が続く中、国内外のリート(不動産投資信託)に投資するファンド(リートファンド)に集まる投資資金が増えている。
2019年8月から20年7月まで直近1年のリートファンド(公募追加型株式投信のうちETF〈上場投資信託〉を除く)の資金動向は、新型コロナウイルスの感染拡大による金融市場の混乱が見られ始めた2月に解約が設定を上回り、資金流出となった。しかし、投資資金がマイナスとなったのは2月だけで、金融市場が大幅な下落を記録した3月以降、一貫して資金流入となっている。
特に6月は1053億円の資金流入と、16年10月以来の高水準だった(図)。高い利回りを求める個人の投資資金の受け皿としてリートファンドに資金が向かっていることに加え、コロナショックでも解約が増えていないためだ。
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週刊エコノミスト
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