新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む 業界再編、構造改革で割安株に期待=三井郁男

 日経平均株価は新型コロナウイルスの感染拡大で急落する前の水準を回復後もみ合いが続いている。今後は米国株式市場の動向と、コロナ禍からの脱出後の経済と企業業績の回復度合いが株価を左右するだろう。

 2020年度の業績見通しを発表した企業の最終利益は、20年度は30%程度、未発表のソフトバンクなどの予想を加味すれば20%程度の減益で、2年連続で20%超の減益となる見込み。しかし、21年度の市場予想は40%程度の増益が見込まれている。20年度は業種別では鉄鋼・機械・自動車・陸運・空運などが厳しいが、21年度は経済の再開により20年度に落ち込んだ自動車や素材、陸運、商社などの回復が大きくなる見通しだ。

 21年度はコロナ禍が始まる前年、18年度の利益の水準に比べ2割程度低い水準までしか回復できない見込みだ。

残り511文字(全文863文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事