東京市場 ストラテジストが読む 業界再編、構造改革で割安株に期待=三井郁男
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日経平均株価は新型コロナウイルスの感染拡大で急落する前の水準を回復後もみ合いが続いている。今後は米国株式市場の動向と、コロナ禍からの脱出後の経済と企業業績の回復度合いが株価を左右するだろう。
2020年度の業績見通しを発表した企業の最終利益は、20年度は30%程度、未発表のソフトバンクなどの予想を加味すれば20%程度の減益で、2年連続で20%超の減益となる見込み。しかし、21年度の市場予想は40%程度の増益が見込まれている。20年度は業種別では鉄鋼・機械・自動車・陸運・空運などが厳しいが、21年度は経済の再開により20年度に落ち込んだ自動車や素材、陸運、商社などの回復が大きくなる見通しだ。
21年度はコロナ禍が始まる前年、18年度の利益の水準に比べ2割程度低い水準までしか回復できない見込みだ。
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週刊エコノミスト
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