ブラジルの４〜６月期の実質ＧＤＰ（国内総生産）成長率は前年同期比11・４％減だったが、足元の経済は着実な回復過程にある。鉱工業生産は４月の同27・６％減を底として、７月には３・１％減までマイナス幅を縮めた。消費者信頼感指数の改善も継続している。

　一方、政策金利が２・０％まで引き下げられたことを受け、実質金利はマイナス圏に突入した。高…