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教養・歴史 コロナで消える・勝ち残る大学

世界最先端 合格率わずか2% 「ミネルバ大学」とは何か=山本秀樹

独自プラットフォームを利用した授業の一例。学生の画像の色で、発言量の多さが分かる(ミネルバのYouTubeチャンネルより)
独自プラットフォームを利用した授業の一例。学生の画像の色で、発言量の多さが分かる(ミネルバのYouTubeチャンネルより)

 ミネルバ大は、2014年に設立されたミネルバ・プロジェクト社の思想理念、「世界のために重要な知恵を育む」ことを実現するために、同社とクレアモント大のケック大学院大との合弁事業として開校した。

 設立わずか4年後には、入学志望者数は2万人を上回り、MIT(マサチューセッツ工科大)を超える規模になった。合格率は約2%。ハーバード大やケンブリッジ大などの名門校の合格を辞退してまで、ミネルバ大への進学を選ぶ学生もいるほどだ。

 教師陣も、アイビーリーグ(ハーバード大やエール大など、米東海岸にある名門私立8大学の総称)をはじめ、米国のトップ校の学部長クラスが自らの高待遇を返上して加わっている。

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