テクノロジー本当に強い バイオ医薬株

脳梗塞 ヘリオスの細胞治療など新薬開発の「戦国時代」=都築伸弥

 脳梗塞(こうそく)は、意識障害や言語障害を引き起こすだけでなく、年間死亡者数約6万6000人と推定される命に関わる病気の一つだ。脳梗塞の治療では現在、発症から4.5時間以内であれば動脈の詰まりを溶かす「血栓溶解療法」(rt-PA)、発症8時間以内であれば、血栓をカテーテルで除去する「機械的血栓回収療法」(直近では24時間以内に適応拡大した製品も存在)などが実施されている。

 現在の標準的な治療である血栓溶解療法は、血栓を溶かして血流を再開することで脳の細胞が死なないようにする療法だが、出血などの副作用リスクがあり、適応時間が短いため、投与可能な実際の患者数は脳梗塞全体の1割にも満たないとも言われている。また臨床試験においても偽薬群に対して目立って良い結果が得られているとは言い難く、有効な治療薬の開発が望まれていた。

残り863文字(全文1225文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

2月14日号

どうする?どうなる?日銀大検証16 岸田政権「インフレ抑制」へ 10年ぶり総裁交代で緩和修正 ■浜田 健太郎19 インタビュー 軽部謙介 帝京大学教授・ジャーナリスト 日銀が甘くみた内閣の力 「安倍1強」に内部ひょう変21 「 ガラパゴス」日銀 市場機能をマヒさせた「看守」 低金利慣れの財政に大打撃 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事