米ナスダック ITセキュリティー株が逆行高 金利上昇で小型金融株も=荒武秀至
有料記事
米ナスダック総合指数は9月2日に史上最高値を付けたものの、本稿執筆時点の10月27日ではそれより5・7%安だ。筆者は、ナスダックは年末に向けて一段高となり、中長期では上昇基調をたどると予想する。金融緩和によりリスクマネーが市場に流れ込むことや、社会の構造変化に対応した企業の好業績を市場が織り込むからだ。しかし、現行の水準は割高であり、今後も9月のような短期調整を迎える局面もありうる。では、ナスダックが調整する際でも根強く株価が持ちこたえる銘柄とはどのようなものだろうか。
一つは地銀などの小型金融株が考えられる。代表的な銘柄は、中西部、南東部を地盤とするフィフス・サード・バンコープ、シリコンバレーを地盤とするSVBファイナンシャル・グループだ。
残り893文字(全文1219文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める